
発熱
発熱
以下の6つの症状から5つ以上、3-4つの症状で、ほかの疾患が否定され、心臓超音波検査で冠動脈の病変が認められる場合も診断になりますので、少しでも症状がそろっていれば早期に病院受診をお願いしたいです。
ウイルスによる感染症で、特に乳幼児や小児に多くみられる病気です。その名の通り、「手のひら」「足の裏」「口の中」などに発疹や水ぶくれができるのが特徴です。
主な原因ウイルスは以下の通りです。
これらはエンテロウイルス属のウイルスで、飛沫感染・接触感染・糞口感染(おむつなど)を通じてうつります。
主に 1歳~5歳 の乳幼児で多くみられます。まれに0歳児(とくに保育園に通っている場合)や小学生以上でもかかることがあります。保育園や幼稚園など集団生活が始まるタイミングで流行しやすく、夏季(6〜8月)を中心に初秋までが流行のピークです。
※ コクサッキーA6型の場合は、全身の発疹を認めたり、発症1か月以内の回復期に爪が脱落することもあります。
感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背(足の甲)などに2~3mmの水疱を伴う複数の発疹が出ます。ほとんどの発病者は、3~7日のうちに治る病気です。
合併症はまれですが、エンテロウイルス71型による場合、髄膜炎や脳炎、心筋炎を引き起こすことがあります(頻度は低いですが注意が必要です)。
また、回復後に爪が変色したり、脱落すること(爪甲脱落)もありますが、自然に治癒します。
明確な、出席停止期間はありません。糞便からは2から4週間、ウイルスが排出されるので、手洗いを積極的に行い、感染対策にのぞむ必要があります。
コクサッキーウイルスA群による感染症で、夏風邪のひとつです。