
皮膚症状
皮膚症状
赤ちゃんに見られる皮膚の炎症で、皮脂の多い部分に黄色っぽいかさぶたや赤みが出るのが特徴です。皮脂の分泌が盛んな時期に、皮膚の常在菌(マラセチアなど)が関与して起こると考えられています。
乳児血管腫(にゅうじけっかんしゅ)は、皮膚にできる良性の血管のかたまりです。
見た目が赤く、盛り上がることがあり、「イチゴ状血管腫」とも呼ばれます。
生後すぐには目立たなくても、生後1か月ごろから急に赤くなってくることが多いです。
生後数週間〜1か月ごろから現れ、6か月ごろまでに急速に大きくなることが多いです。
はっきりとした原因はわかっていませんが、皮膚や皮下の血管が一時的に過剰に増えることによって起こると考えられています。遺伝性ではありません。
すべての乳児血管腫が治療を必要とするわけではありませんが、以下の場合は積極的な治療を検討します。
治療を考えるケース:
治療法:
「とびひ」は正式には伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と呼ばれ、皮膚にできた小さな傷などから細菌が感染して広がる皮膚の病気です。
かきこわした部分から周囲の皮膚に「飛び火」するように広がるため、「とびひ」と呼ばれています。
主な原因は、皮膚に感染する細菌です。
虫刺され、あせも、湿疹、軽いすり傷などをひっかいたところから細菌が入って感染します。また、手やタオルを介して他の部位や他人にもうつることがあります。
はじめは赤い発疹や水ぶくれができ、破れてじゅくじゅくした状態になります。その後、黄色いかさぶたができていきます。かゆみが強く、かくことでどんどん広がるのが特徴です。適切に治療すれば、1〜2週間ほどで治ることが多いです。
水いぼは、「伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルスの一種)」によってできる小さなつやのあるイボです。主に1〜10歳くらいの小児にみられ、特にアトピー性皮膚炎などで皮膚バリアが弱いお子さんにできやすい傾向があります。皮膚同士の接触や、タオル・プールなどを介してうつることがあります。
直径2〜5mmほどのつるんとした丸いイボが、体のあちこちにぽつぽつと多発していきます。かゆみや赤みはほとんどありませんが、掻いてしまうと周囲に広がることがあります。自然に治ることも多く、半年〜2年程度で免疫がついて消えることが多いとされています。
水いぼは必ずしも治療が必要な病気ではありません。自然治癒を待つことも一つの選択です。ただし、以下の場合には治療を検討します。
主な治療法は次のとおりです。